家族写真って??| 写真にまつわる豆知識|姫路市のフォトスタジオ小林写真館・スタジオストーリー

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家族写真って??

2021.01.06

写真について

 

皆さんの手元に「家族写真」ってありますか?
 
有るって言われる方がもしかして多いかもしれないですね。今は家に帰らなくても、スマホの中に普段撮影した家族写真がある方もきっと多いでしょう。
 
ところでそんなこと考えたことないですけど、そもそも家族写真って どういう意味なんでしょうか?「家族」は「夫婦の配偶関係や親子・兄弟などの血縁によって結ばれた親族関係を基盤にして成立する小集団。社会構成の基本単位」という意味があります。家族写真とはそれらの写真という意味になりますね。
 
という事は自分事に置き換えてみると、奥さんや私たちの子どもはもちろんの事、私の兄弟や奥さんの兄弟、もちろんそこに私たちの父母や祖父母、姪甥なども含まれてくるという事です。そう考えると夫婦・子どもたちの写真は有っても、そこからさらに広がった家族写真って手元にないかもしれませんね。
 
「…。」
正直なこと言うと、夫婦や子どもたちと撮った写真も子どもたちが小さい頃は多少なりとも家族写真はありましたけど、子どもたちが大きくなってくるとなかなか無いのが本当のところです…。
子どもたちも年頃になると嫌がるし、子どもたちの社会も形成されてくるし、夫婦で今更写真撮る??とも感じてしまいますし…。
 
でも心でも頭でも、夫婦や子どもたちと一緒の写真があると素敵だし、あったらいいなと思っているんです。そんな方も多いのではないでしょうか。
 
家族写真を見てふっと心が優しくなったことがある方も多いのではないでしょうか?なんだか救われるっていうか、心折れそうになった時、泣きそうになった時、怒りで爆発しそうな時に奥さんや子どもたちの優しい笑顔の写真を見て自分を取り戻せたことってきっとありますよね。
 
家族写真にはそんな目に見えない力があります。
家族は「社会を形成する基本単位」つまり私たちの核となる集団で、世界で一番大切な組織です。それは血縁で結ばれた世界で唯一の組織なのです。
難しいことを書いてしまいましたが、無条件に全員が無意識の自覚で世界で最も大切にしているのです。
 
だから、なにかとんでもないことが起きてしまった時、人は無意識に「家族写真」を探して、そこに自分の存在を見つけて、そこにいた証を求めるのです。
写真を見た時に真っ先に自分を探すのもこれと同じ人間の存在欲求です。
 
さて、私たちは写真スタジオを営んでいますが、私たちの職業を通して「家族写真」をどのように提供し、上記の事をより多くの家庭に届けることができるでしょうか?
 
私たちの仕事は家族の喜びごとに携わることが多い職種です。例えば結婚、子どもの誕生、七五三、入学、成人…などなど。
これらの中で、ご家族写真を多く撮影させていただきますし、家族写真をおススメしています。
 
実は家族写真って有りそうで無いのがあるあるなんですよ。
最初に家族写真ありますか?って伺いましたけど、誰かが写ってなかったり(だいたい写ってないのはお父さんなんですが)、写ってるけどスマホでなんだかよくわからなかったり…。そんなことありませんか?
 
だから、私たちはせっかくわざわざご家族で写真スタジオにお家になったのですから、是非とも家族写真残しましょうとお勧めしています。
 
必ず、それは家族みんなの「世界に1枚、1冊のたからもの」になります。
もちろんお子さまの成長された写真もステキでそれを目にすると思わずにっこりなってしまいますけど、そこに他の家族全員が写ってると更ににっこりとなります。
 
それはそうと、皆さんは写真をどのようにして手元に置いてらっしゃいますか?
スマホ、パソコン、DVDと言ったデジタルの世界に於いてらっしゃる方がもしかしたら多いかもしれませんね。実は私もその一人です。だって、特にスマホは便利ですし、デジタル化しておくと劣化もしにくいしカサも取りません。そう思われてる方も多いと思います。
 
でも!
「大切な写真は必ず写真にプリントアウトしておいてください!!」
これには明確な理由が有ります。
皆さんご存知の事と思いますが、デジタルは0か1の世界です。多くの写真をデジタルデータで扱わせていただいていますが、理由は全く分からず写真データがある時破損する事があります。(もちろん私たちは2重、3重のバックアップ体制を取っています)
人的なケアレスミスからそうなってしまうこともありますが、本当いつもと同じ扱い方をしているのに、ある時データがクラッシュする事があるんです。
 
DVDやUSBも同じです。
DVDは光の当たらない安定した環境に保管しておくと長持ちはしますが、永久では決してありません。USBメモリに至ってはいつ壊れるか分かりません。
更にパソコンもいつくラッシュするか全く分かりません。
 
すみません。長くなってしまいました。
ですから、とにかく、大切な写真はプリントアウト是非しておいてくださいね。
 
私たちも市場ニーズに合わせて写真データも取り扱いしていますが、基本的に写真プリントやアルバムを必ずお勧めしています。
話を元に戻すと、私たちは家族写真が手元にあるこころ豊かで恵まれた生活を提供していきたいと強く願っています。
手元とはできれば、玄関やリビング、寝室や子ども部屋に飾ってあって、生活の日常に溶け込んだ状態がより望ましいと考えています。
きっとその状態は家族全員のこころをより優しく、豊かにしてくれると思います。
 
新しい家族が誕生するタイミングや、新しい生活にチャレンジするタイミング、それは全て家族が成長していくことなのです。
さらに家族の成長は毎年イベントが無くても起き続けているのです。
 
私たちは「家族記念日」を家族で策定するお手伝いをさせていただきています。
付き合った記念日でも、結婚記念日でも、子どもの誕生日でも、クリスマスでもなんでもいいと思いますが、とにかく「家族記念日」をつくって欲しいと思っています。
 
その家族だけの「家族記念日」に決まって家族写真を撮るって素敵でかっこよくないですか?しかもそれが1冊のアルバムに残ってたりなんかしたら、これは間違いなく「世界に一冊のたからもの」で他に決して代えることのできない価値のあるものになります。
 
それは家族の歴史で、私たち親子関係だけでなく100年200年残っていく一族の家宝になるんです。これは決してデジタルでは残すことはできないと言われています。アナログだからこそできることなんですね。
 
皆さんもまずは①家族記念日を家族でつくりましょう。②その日に写真を是非取りましょう。③一冊のアルバムに綴っていきましょう。そうすることで家族の世界に一冊のたからものが出来上がっていきます。
 
そんなお手伝いもさせていただいていますので、是非その時はお声掛けくださいね。

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